Illustrator & Graphic designer based in Paris.

「未来をなぞる」「ほんとうのうた」

2017年03月17日

ここ数日、すっかり春らしい暖かさに包まれて、少々浮かれ気味である。身につけるものも春のものに変え、毛糸のもこもこから、少し薄く軽い素材になった。心も身体もなんだかフワフワ、そわそわしている。
ブログを見返したら、昨年は4月になってもまだ冬物のコートを手放せないとぼやいていた。今年は随分暖かくなるのが早いらしい。
 
さて、そんな春の陽気の中、偶然観ることが出来た日本のドキュメンタリー映画が二つ。一つは写真家畠山直哉氏を追った「未来をなぞる」、もう一つは、朗読劇《銀河鉄道の夜》を追った「ほんとうのうた」。
どちらも、2011年3月11日の震災後、様々な思いに揺り動かされながらも、自分のやるべきことを見出し、それに真摯に取り組む人達の物語だった。「鎮魂」という言葉が頭に浮かんだ。
 
あの時の気持ちを思い出した。うやむやに消えて行きかけていた。まだ何もしていない。とにかくそこに気持ちを留めること。疑問を持ち続けること。答えを探し続けること。