Illustrator based in Paris.

スリ体験記

2019年07月26日

今年のGWに、日本から女友達二人が遊びに来てくれた時のこと。
 
フランクリン・ルーズベルト駅で乗り換えた際、自分と夫は先にメトロに乗り込み、後ろを振り返ると既に二人は、一緒に乗り込んで来たらしい10代前半の少女達4~5人に囲まれていた。
 
少女達のスリ集団の話を聞いていたので、何してるの!とフランス語で言い近づいたら、彼女達は閉まりかけたドアに挟まりつつ、慌てて降りて行った。幸い友達二人とも何も盗られずに済んだけれど、一人はカバンのチャックが開けられていた(もう一人は手が伸びてきたので咄嗟に払いのけたらしい)。
 
友達の話では、一人が道を聞くような感じで英語で話しかけてきて、そちらに気を取られていたと。話しかける役、盗む役、視界を遮る役、そして、自分が友達の方へ近づこうとした時に押し戻される感触があり、よく見たらジャイ子のような体格の良い子が一人いた。役割分担されていて、本当に手慣れているのだ。しかも、自分達が悪いことをしているとは思っていなさそうな、友達とふざけているような、楽しげな雰囲気で逃げて行った。
 
時間にしてみればほんの数分のことで、少女達も一見して分かるような小汚い格好でもなく、普通の東欧の10代の女の子、という風なので、警戒しにくいかもしれない(実際、夫はそれで気づくのが遅れたと言っていた)。
 
警察も捕まえることが出来ないというので、被害が減らないのも当然だろうと思う。友達がターゲットにされたこともあって、久しぶりに頭に来た出来事だった。
パリは美しい街なのに、本当に残念。一人でも被害に遭う人が少なくなることを願う。