Illustrator & Graphic designer based in Paris.

逃げるという選択

2016年05月3日

随分前に書いたまま、途中で止まっていた記事にもう一度取り掛かってみることにする。

熊本と大分の地震。連日の余震に、眠れず過ごしている人達のことを考えると、その不安と恐怖はどれ程のものかと堪らない気持ちになる。5年前の震災後、別府に移り住んでからもしばらくは、遠くの地響きや、小さな揺れを感じては、ハッと目を覚ましていたことを思い出す。

今回のように、規模の大きな余震がいつまでも続くような状況では、身体的な疲労はもちろんだけど、まず精神的に参ってしまうのではないか。身体の疲れは心の状態にも影響して来る。
個人的には、可能ならすぐにその場を離れた方が良いと思う。親戚や友人などの伝手を頼って一時的にでも、心から落ち着ける場所に身を置いて、温かい食事と睡眠が確保出来てから、今後のことを考えても良いはず。

特に、子供たちがいる場合。彼らは自分で選択するということが出来ないから、出来るだけ早く怖い思いから解放させてあげてほしいと思う。学校はこの際休む。学校の勉強って、小学生は後からどうにでもなるし、中学生なら自分で予習くらい出来るし、身の安全より優先する必要があるだろうか。

日本の社会は何かとしがらみが多くて動きにくいけれど、覚悟を決めて動く人たちが少しでも増えるといい。本来誰からも何を言われる必要もないのだ、誰も自分の人生以外、責任なんて取れないんだから。